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5 意識と無意識。

私たちの体には、意識(顕在意識)と無意識(潜在意識)という領域があります。

さらに無意識領域は細かく分けて、唯識思想の第7、末那識(まなしき)や第8、阿頼耶識(あらやしき)など、聞いたことがあるかもしれません。

その大きく分けて2つの領域である、意識と無意識の間には、現実と非現実を区別しようとする “判断のフィルター(Critical Faculty)” と呼ばれるものがあります。

意識と無意識の一番大きな違いは、

意識は非常に論理的で、ロジカルに物事を考えることができます。

無意識は、非常に直感的であり、”現実と非現実の区別がありません”。

ヒプノセラピーはこの判断のフィルターを催眠状態、トランス状態とも言われるリラックスした、無意識とアクセスしやすい状態へと導き、肯定的でポジティブな暗示をインストールしたり、過去のトラウマやネガティブな感情から学びを導き出します。そして、今の人生をより良く、ポジティブな毎日とするために、つまり、主体性を持って生活していくためにおこなわれる療法です。

誰かに依存したり、セラピストに頼って生きるのではなく、自分自身が、「私は悪くない」と言ったり、「何故できないのか」と言うできない理由を述べたり、誰かのせい、また誰かを悪者にするのではなく、「では、どうすればいいのか。」と言う、自ら主体性を持って結果をつかみ取ることのできる人物になるための”学びを得るため”の療法です。

NLP(神経言語プログラミング)の創設者の一人であるリチャードバンドラーは、エリクソン催眠で有名なミルトン・エリクソンを含む、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、家族療法のバージニア・サティアという、結果を出している3人のセラピスト達を調べてそのシステムを作りあげましたが、彼はあなたが自分の人生を主体的にコントロールできたらどうだろうかという、主体性を持って行動することを、よくバスに例えて話しています。有名な言葉なので、ご存知かもしれませんが ”バスを運転しているのは誰か” という表現です。

自分の人生を乗り物に例え、その道(人生)の運転を他の誰かに任せても、一体どこにたどり着くというのか。

主体性を持って、自分の人生という道は、自分でハンドルを握り運転しなければ、どこにも辿り着くことすらできない。という内容です。

ヒプノセラピーはその主体性を持って生きるために不必要な怒りや悲しみ、恐怖、傷心、罪悪感という感情を手放し、その学びを得て自分の人生のハンドルは自分で握るための手法です。または、制限された決断、ブロックという呼び方をされている場合もありますが、その制限を取り除き、学びを得るための手法です。

意識と無意識の違いを知ることも、知って終わりではなく、知ってどう自分にポジティブに活用できるか、主体性を持って生きていくために、この情報をどうするのか。まずはそんなことを考えて見ることもとてもいい学びを得るきっかけになれば幸いです。

今回は、最後にこちらの名言で終わります。

Whether you believe you can do a thing or not, you are right.

あなたができると思えばできる。できないと思えばできない。どちらにしてもあなたが思ったことが正しい。

ヘンリー・フォード

最後までお読みいただきありがとうございます。

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