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12 記憶のゆくえ。

皆さんこんにちは。

今回は、久々にモヤモヤした感情と焦りのようなネガティブな感情を感じる経験をしたので、ネガティブな感情について考えてみたいと思います。

私も人間であり、そのネガティブな感情を感じることがなくなってしまうと、共感力が落ちるかもしれないと思い、大切に過ごしました。しかし、やはり音楽を聞いたり、気を紛らわそうとジタバタもしました。

世の中にはネガティブなイライラ、モヤモヤ、悲しみや後悔などの感情が消えない時間も当然ありますね。もちろん逆に幸せで、そんなマイナスは一切ない楽しい安らぎの時間もあるかもしれません。

ネガティブな感情は誰でも嫌ですよね?ではなぜ人は嫌なマイナスの感情を持つ時があるのでしょう?それは、ネガティブな感情からなんらかの学びを得て、精神的に成長するためだと聞いています。結局のところ、学びを手にしないと、そのフォーカスしている感情は解消しないのです。

学びと言っても、決して「この感情も、自分が経験すると選んで生まれてきた」とかいう全て受け入れよ系ではありません。もっと研究、解析、分析された観点からのお話です。人の記憶は、過ぎれば忘れていくモノですが、無意識には全ての記憶が保存されているというのです。

どういうことかというと、1957年にてんかんの女性の治療をしていた脳神経外科医のペンフィールド博士は、手術の時に脳に電気をあてて、刺激を与え、てんかんの原因を突き止めると同時に記憶の倉庫と思われる場所も探し出しました。 刺激を与えられた部分から電気信号が流れ、彼女は2歳の時の誕生日のシーンを鮮明に思い出したのです。それはバースデーケーキの匂い、その日来ていた服の生地の感覚、両親の表情やその日にいたおともだちについての情報まで鮮明に、です。

さらに実験がおこなわれ、記憶は脳だけにあるのではないと、体全体を通して貯蔵されているという研究につながっていきました。

意識上は忘れていても、過去の記憶はある、ネガティブな感情もその数珠つなぎに繋がった先に、必ず原因があります。それは無意識の領域にアクセスしないと出てこないくらい深い深いところにあります。たくさんある感情の中で、その感情の、”最初の負の感情”から、「これから先の人生をよりよく生きていくために、このネガティブな感情を苦もなく手放すために、一体何を学べば手放すことができるのか。」を学ぶと、本当に、言葉で話しても薄っぺらく、わからないのですが、実際体験してみると、本当に学びを得ると、その感情はなくなります。あるいは形が変化して、セッションを受ける前のような、苦しみは違う感情に変化します。

体験してみないとわからないことですが、これほどあっという間に、長年のオモリが取れるのか!という不思議な感覚ですが、あのリチャードバンドラーも、恐怖症のメカニズムを研究し、「10分あれば、直すことはできるが、1ヶ月かけることはできない。脳というのはそのようにできているのです。」と言っています。それは、会話を1日に1言ずつするとか、映画を1コマずつ数年にわたって観ても意味を成さないのと同じ事だ、と言っています。

人は誰でも怒りや悲しみ、恐怖心、心の傷や罪悪感を持っています。

それを潜在意識にある学びへと消化させ、今から先の人生をさらに良いものに、より良い人生にするために、今を生きているのかな。なんて考えながら、音声のリラクゼーションを録音していたら、私のネガティブも働くチカラへと消化させることができました。

これからも1つずつ、いろんな成長をしていきたいと日々、思ったり、思わなかったりして人は生きていると感じるのでしょうか。全ての感情と大切に向き合って生きていけるのが理想ですね。

今回はNLPの創設者の一人、リチャード・バンドラーの名言でお別れです。

失敗は存在しない。フィードバックがあるのみ。

最後までお読みいただきまして、有難うございます。

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