ブログ

Blog

13 言葉の階層の問題。

皆さんこんにちは。

今日は言葉に階層がある。何それ?ということについて考えていきます。

私は自分の学んだことを、こちらにアウトプットとして挙げさせていただいておりますが、もしかしたら、多くの人は何を言っているのかわからなかったかもしれない事に気付きました。

それは言葉にも階層があるという事に他なりません。

例えば、学校や職場で、何を言っても話の通じない人、出会ったことはありますよね。なぜ同じ日本語を使っていても意思や意図が通じないのでしょう?

「あの人何言っているかわからない」「あの人は住む世界が違うから…」「別の星から来てるね、きっと」なんて言葉のやり取りを、したことも1度や2度ではない方もいるかもしれませんね。

でも、どうしても理解してもらわなけれいけない話をする時、言葉をもう少し具体化して伝えたら理解してもらえたことはありますか?「これを片しておいて」と頼んだのに「え?え?」と言ってどうしたらいいか分からない後輩を見て、「いや、わかるでしょう?」と言っても通じなかったとします。それは言葉の階層のチューニングが合っていないから伝わらないのです。

ラジオも0.1でも周波数が違うと音が聞こえなくなりますよね。

多くの人は、経験とともに自分の持つ言葉のチューニングの幅が広くなります。しかし、人は皆違う。2人として同じ人はいない。双子でも別々の人格です。チューニングの幅も人それぞれです。語彙力や言葉の引き出しともいうのかもしれません。

ですのでこの場合も、詳細化をして「これは会議室にある棚の2つ目の引き出しにいつも入っているものなので、そこへ戻してきてもらえますか?」と、言葉の階層を変えるとスムーズに話が通じるようになります。これは信頼関係が高ければ、通じる幅も広がりますね。例えば、野球少年が「あとはバッといって、ガーンと打つんだ」と、尊敬するミスター長嶋さんに言われたら納得したけれど、野球が好きでなかったら意味がまったくわかりませんね。

このように言葉には抽象度のチューニングがあります。

この抽象度の高いものを、ミルトン・エリクソン博士の催眠言語パターンとして18種類、NLP(神経言語プログラミング)のプラクティショナーで上げています。また詳細化についても同じプラクティショナーレベルでメタプログラムがあり、詳細化のパターン13の削除、歪曲、一般化された情報を探る手法として学ぶことができます。

これを使いこなすには頭の体操がかなり必要なので、あのタッド・ジェームズ博士は「いつも左右のポケットにミルトンモデル、メタモデルを入れて、使いこなす練習をするといい」と言っていたそうです。これはかなり語彙力を増やせそうな気がしますね。同じチューニングの言葉をひとつなぎにしてポケットに持てるのですから、どんな人とも話ができるようになりそうです。

それもそのはずですが、このような手法も、もともと、とても結果を出す素晴らしいセラピスト3人が、どのようにして、結果を出しているのか研究して作られた、神経言語プログラミング、つまりNLPの手法なのです。

本日はここまでにしたいと思いますが、いかがでしょうか?なんとなくわかりましたか?よく分からなかったでしょうか?

だとしたら、私もまた、言葉の階層を変えて、より多くの方に伝わるようにますますNLPを活用していきたいと思います。

今回は松下幸之助さんのこんな文でお別れです。

自己を捨てる事によってまず相手が生きる。その相手が生きて、自己もまた自ずから生きるようになる。これはいわば双方の生かし合いではなかろうか。そこから繁栄が生まれ、豊な平和と幸福が生まれてくる。

最後までお読みいただきまして、有難うございます。

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ