暗示とは。
皆様、おはようございます。
今回は、暗示、そして自己暗示とは。という内容での更新です。
自己暗示(la suggestion)とは、ナンシー大学医学部教授 イポリート・ベルネーム(BERNHEIME,Hippolyte 1837-1919)により、催眠は純粋に心因的な自己催眠である。と理論付けを行なった時に出てきた言葉であります。当時、催眠はヒステリー患者だけに特定の効果を及ぼすと言われていた理論を瓦解し、催眠状態は誰でも入るという事を主張していた人物です。
ちなみにベルネーム教授と対立していたジャン・マルタン・シャルコー(CHARCOT,jean-Martin 1825/11/29-1893/8/26) 現在でもシャルコー氏病(筋萎縮性側索硬化症)など名を残す教授ですが、ジークムント・フロイト(Sigmund Freud 1856/5/6-1939/9/23)は、この2人の元で学びしばらくは催眠を使用していました。(AAリエボー先生は、医学では分かりませんが、催眠の歴史年表にはありませんでしたので、後日編集するかもしれませんが、説明しません。)
暗示はすべての結果のつながりの中のいちばんはじめに位置しています。
例えば、「あー、やだなあ、今日も暑いなあ。」という言葉を1日の始まりに言ったとします。その言葉が自分への暗示となり、暗示は心に浸透し、そして、それが感情に繋がり、感情は態度に出ます。その態度から行動に移り、結果が訪れるのです。この1日、いい1日になると思いますか?
反対に、同じ日でも、「ああ、今日はいい天気で、気持ちがいいなあ!いい1日になるぞ。」という言葉を1日の始まりに言ったとします。この言葉が、自分への暗示となり、それが心、つまり無意識に浸透して、それが感情につながり、感情は態度に出ます。その態度から様々な行動に移り、結果が訪れます。
さあ、この1日はどんな1日になるでしょうか。
自分の発するすべての言葉を、あなたの無意識も聴いています。
フレデリック・アミエルも言いました。
「心が変われば、行動が変わる/行動が変われば、習慣が変わる/習慣が変われば人格が変わる/人格が変われば運命が変わる/運命が変われば人生が変わる」
そういう事だったんですね。
成功するぞ!とか、達成するぞ!とかでなくてもいいんです。実現可能な言葉で。
「今日1日、私はリラックスしていて、自分をコントロールしています。」
これでいいと思います。
その言葉で始まる1日は、どんな1日になるでしょう?
最後は孔子の言葉で終わります。
これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
ご一読いただきまして有難うございます。良き1日をお送りください。